GMTとは、グリニッジ標準時というイギリスにあるグリニッジ天文台での平均太陽時のことで1時間の時差になります。
(現在はUTCが標準時となっています)

GMT機能付きの時計は通常の時計に比べ、時針が1本多いです。
時針が12時間で1周するのに対しGMT針は24時間で1周します。(時刻の読み取りは外周にある24時間計で読み取りです)
時針が現在いる場所の時刻を表示し、GMT針はホームタイム(自国)の時刻を表示できるので第二時間帯を表示する機能として使われています。

2つの時針で2つの国の時刻が表示できるので海外に滞在する場合や取引等で海外の時刻を気にする場合などで役立ちます。
また、2つの針を同じ時刻で合わせると、GMT針で午前と午後の表示しても使えます。

操作方法はモデルによって変わりますが、だいたいのモデルにある操作のご案内をさせていただきます。
まず、リューズを1段引くことで時針のみを動かし、2段引くと時針、分針、GMT針が連動して動きます。
では例としてニューヨークに行ったときの時刻表示の設定をします。

①時針とGMT針を同期させます。
リューズを2段引き出して分針を回し、連動するGMT針が24時の位置にくるようにします。
リューズを1段引き出したところで時針を単独で回し、時針も0時に合わす。(日付付きのモデルであれば日付が切り替わる午前0時)

②ホーム時刻を合わす。
リューズを2段引いて分針を回してホーム時刻に合わす。

③現在地の時刻を合わせる。
リューズを1段引いて時針のみを動かして、現在地の時刻に合わす。
すると、GMT針は日本の時刻を表示し、時針じはニューヨークの時刻を表示していることになります。

このように使うことで、より便利になります。日本にいるときはどちらの針も同じ時刻にすることで
午前か午後が分かるようになるので、海外の時刻は設定しなくていいや、という方におすすめの使い方です。

 

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