記事をご覧いただいております皆様こんにちは!
香川県の時計店でBell&Ross正規販売店、アイアイイスズの本条と申します。
さて今回の記事ではベルロスの中でも特にいま大注目のモデル、BR05について掘り下げて徹底解説していけたらいいなと思います。
ラグジュアリースポーツウォッチやスポーティーウォッチが現代のトレンドとして大人気な時計業界ですが、そのブームの中に一石を投じたBR05。
ベルロスが掲げる原則また妥協なき機能美の哲学のもと何年もの月日を経て開発、そして完成された至極の1作。
ベル&ロスとして初めての試みとも言えるデティールが随所に光っております。
発売当時から大注目されており、今尚多くのお客様よりお問い合わせをいただきます。
今までのベル&ロスとは1味も2味も違うBR05、一体なぜこんなにも多くの方を魅了しているのか。
「今までのベル&ロスとは何が違うの?」
「ぶっちゃけ、販売員から見た出来はどう?」
「なぜこんなに人気が高いの?」
この記事を読み終える頃には新たな時計の選択肢としてBR05が入っているのではないでしょうか。
それではよろしくお願い致します!
Bell&Rossってどんなブランド??
まず初めにベル&ロスというブランドについてご説明致します。
今回はBR05の紹介記事ですので簡潔にまとめております。
またベル&ロスについては詳しい記事をかけたらいいなと思います。
まずブランド名は2人の創業者の名前に由来します。
デザインを担当するブルーノ・ベラミッシュ氏。
経営を担うカルロス・ロシロ氏、2人は高校時代の同級生であり親友でした。
お互いに航空機やアビエーションウォッチに深く興味を持っていたことから意気投合したといいます。
高校卒業後は2人はそれぞれの道に進むこととなります。
ベラミッシュ氏は国立のデザイン学校に進み工業をデザインを学びます。
ロシロ氏はビジネススクールに進学、その後コンサルタント会社や投資銀行でキャリアを積みます。
そして再会した二人は時計への熱い情熱を語り合い2人で時計ブランドを設立することを決意。
こうして1992年、今から28年前にパリにてベル&ロスというブランドが誕生します。
時計ブランドとして初めての時計が形になったのは1994年のこと。
腕時計に対する熱い情熱に耳を傾けまだまだ駆け出しの彼らに手を貸したのはドイツの老舗時計ブランド、ジンでした。
時計ファンからしたらベル&ロスの時計はジンの影響を受けているというのはあまりにも有名な話なのですが、ジンとの関わりはベラミッシュ氏が大学生だった時代まで遡ります。
大学生時代にデザインに強く惹かれ、インターンシップ先にジンの工房を訪ねていたベラミッシュ氏。
ジンの時計を日本の雑誌で見かけて興味をもったというエピソードも。
ジンとの協力の下次々と腕時計を開発。
その後、シャネルのオーナーにベル&ロスの独創的な時計が目に止まり、資本提携を交わします。
その結果スイスの時計製造において有名なラショードフォンの時計工場にて腕時計の製造が可能に。
品質デザインともにフランスを代表する時計ブランドへと進化していきます。
スイス ラショードフォンの街並み
よく耳にするラグジュアリースポーツウォッチとはどんな時計?
さてお時計の紹介をする前にラグジュアリースポーツウォッチとはどんな時計なのかについてご説明したいと思います。
今時計業界のトレンドとして大人気なラグジュアリースポーツ、通称ラグスポウォッチ。
初出がいつなのか振り返ると1970年代頃。
当時は高級時計と言われれば金やプラチナなどの素材をケースに使い、ベルトは革ベルトのもの。
といった認識が大半をしめていました。
ところが、時計デザインの奇才と言われるジェラルド・ジェンタ氏が常識を大きく覆すモデルを開発します。
それが今も尚多くの人々を虜にしているオーデマピゲのロイヤルオークなのです。
ドレスウォッチ並みの薄さ、そして気品を漂わせる高品質な仕上げながらもケースにステンレスチールを採用することで耐久性と防水性能も確保。
そして堅くなりすぎずにスポーティーでエネルギッシュな印象を醸し出すラグジュアリースポーツウォッチは今までの高級時計の常識を大きく覆しました。
その後パテック・フィリップのノーチラスやヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーシーズ等を初め多くの魅力的なモデルが登場。
車で例えるとカッコよくて使いやすくて便利なSUVと例えられることもありますが、人気ブランドのモデルに関しては常に欠品状態が続き予約もできないほど。
ではベルアンドロスが開発したラグスポウォッチBR05、一体どのような魅力があるのでしょうか。
早速見ていきましょう。
ベル&ロスが求めた新たな領域 都会を生きる人達に向けたウォッチ
「全てのデティールには意味と機能がなくてはならない」
ベル&ロスのアイデンティティでもあるこの言葉の元、同社の時計は大きく4つの理念の元製造されています。
「視認性」
「機能性」
「信頼性」
「高精度」
目に見える部分からそうではないところまで徹底的にこだわり抜いたデティールはBR05にもしっかりと昇華されています。
また今回ベル&ロスが意識した新たなる領域は都会的なウォッチ。
同社の今までのラインナップをみていくと航空機の計器からインスピレーションを経た「空」のモデル。
驚異の1万1100m防水を可能にしたダイバーズウォッチの開発における「海」の領域。
そしてF1チームとのコラボなどを含むレーストラック、「陸」の領域。
多くのプロフェッショナルの腕元で活躍を支えてきたベルロスウォッチ。
次に同社が目をつけたのが忙しい毎日を生き抜く人々に向けたアーバンウォッチ。
スポーティーながらも繊細さすらも感じるBR05。
1から何かを新しくつくるというよりも人気モデルBR03の発展形でベルロスのDNAを受け継ぐもの。
ひと目見てベルロスの時計だとわかるアイデンティティを如何にしてラグスポウォッチにするか。
その正解を発表するまでに長い開発期間を経ました。
四角の中に丸。
一体型ケース。
ケースに溶け込むブレスレット。
そして裏スケルトンデザインなど、BR05にのみ取り入れられた新たな意匠は同モデルに圧倒的な個性を与えています。
では実際にベル&ロスが掲げる理念に沿ってモデルの特徴を見ていけたらと思います。
視認性
まずは時計の本来の目的である「時間を見る。」という行為において最も重要である視認性についてみていきましょう。
コチラに関しては説明するより前に、視認性は間違いないと断言できるのではないでしょうか。
なぜならベル&ロスの時計は既に飛行機のパイロットを初めドイツ軍や警察など多くのエリート機関に採用されているからです。
1分1秒のやり取りをする彼らにとって瞬時に時間を読み取るという行為は最も重要な行為なのです。
妥協なき機能美を謳うベル&ロス、もちろんBR05においても健在です。
6,9,12の大きめのアラビア数字インデックスは視認性向上に大きく貢献。
その数字を目安として針位置を確認しやすくするための配慮なのです。
高く立体的なアプライドインデックス、そして太めの針。
文字盤にはキレイなサンレイ仕上げが施されているため低いインデックスだと馴染みすぎて視認性が少し悪くなってしまいます。
高さもあり丁寧に面取りされたいるため視認性は申し分ありません。
またスーパールミノーバが施されており、暗所でも問題なく時間のチェックが出来ます。
機能性
機能性についてはBR05において最も特筆しなければならない点なのではないでしょうか。
一体どのようにしてベル&ロスは時計にラグジュアリースポーツの要素を、そしてアーバンさを与えたのでしょうか。
詳しく見ていきましょう!!
新たなアイコン ①四角の中に丸
四角いケースに丸型のベゼル。そして4隅のビス止めはまさに航空機の計器からインスピレーションを経ており、コクピットクロックをそのまま取り出したかのような大胆なデザインは時計好きを初め多くのファッショニスタたちを虜にしてきました。
とりわけかの有名なラルフローレンがこのデザインに一目惚れし、広告に起用したというのはとても有名な話。
長きに渡って同社のアイコンで有り続けたデザインですが、BR05にもその意匠は組み込まれております。
もちろん、そのまま組みこまれているというわけではなく、更に洗練された上質な仕上げが施されています。
真四角というよりかは角が丸みを帯びるようにカットされております。
個々の部分だけでもミリタリーウォッチの無骨なかっこよさとは別の良さを感じ取る事ができます。
表面のフラットな部分には丁寧なサテン仕上げが、そして面取りされたエッジ部分はポリッシュ仕上げ。
この部分を見るだけでもとても手間暇をかけて作り込まれているということが伺えますね。
リューズガードに関してもデザインの良さを損なわない絶妙なバランスに。
ケース幅はベル&ロスの人気モデルBR03よりも小さく、より日本人の腕に馴染みやすい40mm。
個人差と好みが分かれるところだとは思いますが、個人的には40mmは大好きなサイズ感。
普段大きめの時計をつけている方からすれば物足りないサイズ感かもしれません。
しかしながら、丁寧に磨かれたサテンとポリッシュの組み合わせによってケース部分は少しボリュームが有るように見て取れます。
ここがポイント。幅広い方に使っていただけるという点もBR05の大きな魅力なのです。
新たなアイコン② 一体型ケース、ケースに溶け込むブレスレット。
BR05はケースとブレスレットが一体化された時計です。
ラグスポブームにおいてはしばしば見られるデティールではありますが、BR05はより都会的で洗練された印象。
このデザインの開発についてベル&ロスのデザイナーベラミッシュは、「ベルロスのDNAでもある4本のネジと四角の中に丸のデザインを活かしつつラグジュアリースポーツウォッチを作るにはブレスレットは必須要素だった。そこで最初にクリアするべきハードルは今までになかったケース一体型のブレスレットを考案することにあった。」と語ります。
さらに特筆すべき点はこだわり抜かれたラグの角度でしょう。
52度という絶妙な角度は同社が熟考に熟考を重ね抜いて決定したもの。
それも含めてBR05に関しては5年以上の開発期間を費やしたと言われています。
一般的にラグは短いほうがつけ心地が良いとされていますが、総合的に考えると短ければいいと言われるとそうではないと個人的には思います。
ラグの角度からケース形状、ブレスレットとの結合部までどれをとってもBR05はとても高品質です。
ケースデザイン同様にサテン仕上げとポリッシュ加工が交互に配された表面のデザインはブレスレットデザインにも健在。
センターの四角いリンクはポリッシュ仕上げ、それを取り囲むリンクはサテン仕上げ。
ここにもこだわりが感じられ非常にエレガントで高級感のある仕上がりに。
またブレスレットのサイドについてはしっかりと角が立っておりシャープな印象です。
ここでメリハリが生まれるのです。
つけ心地の良さに関してもう一点、このBR05のブレスレットはケース側からバックル側に向けて細くなっているのですがコレは人間工学に基づき緻密に計算しつくされたもの。
人間が可能な限り自然な動きや環境で使えるように物を設計、開発するの定義の通りBR05は日々の生活に彩りを与えるとともに良き相棒としてごく自然にあなたの腕に馴染んでくれます!!
新たなアイコン③シースルーバックからも感じる個性
BR05は全て裏蓋スケルトン、通称ウラスケのデザインとなっております。
全モデルにシースルーバックが採用されたモデルはベル&ロスでは初の試み。
この部分でもアーバンスタイルを目指す同社の思いを感じ取れることが出来ます。
裏蓋から覗くことのできる特徴的なローターの形は車のホイールからインスピレーションを得ております。
360度回転するローターを作成するにあたって絶妙なバランスにする必要があるため何度も修正を加えたそう。
BR05は外装だけでなく、中身を見る楽しみもあります。
普段は腕につけているので決して他人に見られる場所ではないですが、1日の終りに時計を外す。
そのときにちらりと見える試行錯誤の末に完成したムーブメントは着用者にしか分からないちょっとした贅沢でもあるのです。
信頼性
信頼性においてもまったくもって問題なくお使いいただけるのではないでしょうか。
シャネルと同じスイスの時計製造有名な場所でもあるラショードフォンの工場で厳密な管理体制のもと作成されております。
防水性能は100mの防水性能、日常生活において想定される雨や手洗いの際の水はね、汗などは全く気にせずお使いいただけます。
オンでもオフでも活躍してくれると言った点はかなりありがたいところ。
搭載されているムーブメントはETA社のジェネリックムーブメントとも呼ばれるセリタムーブメントを自社でチューンナップして採用。
多くのメーカーが採用している汎用ムーブメントというところもあり使い勝手の良さは抜群。
そのぶん外装にこの価格帯では見られないような丁寧な仕上げを施すことが出来たのです。
また汎用ムーブメントということもありメンテナンスがしやすい点も非常に重要。
購入日から2年間の機械保証も付属されます。
高精度
この項目に関してもプロフェッショナルのための時計で有り続けるベル&ロスらしいこだわり。
全ての腕時計は工場出荷時に精度を日差+10秒以内に調整して出荷をしているそう。
全く話が違うかもしれないですが個人的にも時計は遅れているより進んでいる方がありがたい。
待ち合わせに遅刻して怒られることはあっても早く着きすぎて怒られることはないという考えでございます、、
もっともベル&ロスが考える本質はそこではないと思いますが、、。
一切妥協を許さない姿勢は内部にもしっかりと行き届いております。
BR05の気になるカラー、バリエーション紹介!!
青
BR05A-BLU-ST/SRB
¥539,000(税込)
BR05A-BLU-ST/SST
¥605,000(税込)
REF. BR05A-BLU-ST | |
---|---|
ムーブメント:キャリバー BR-CAL.321。自動巻き。 | カバーガラス:反射防止サファイアクリスタル。 |
機能:時、分、秒、日付。 | 防水性:100 m。 |
ケース:直径 40 mm。サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール。サファイアクリスタル付きケースバック。 | ストラップ:ブルー ラバーまたはポリッシュ/サテン仕上げステンレススティール。 |
文字盤:サンレイ仕上げのブルー。スーパールミノバ® をコーティングしたアプライドの数字とインデックス。 | バックル:フォールディング。サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール。 |
近年の時計業界のトレンドはやはり青文字盤のお時計でしょう。
黒や白色の時計が無難に使いやすいのはもちろんの事ながらネイビーのスーツやネクタイのようにどんなシーンでも使いやすく洗練されたカラーの青色のお時計は1本持っておくと非常に便利。
爽やかで清潔感のある印象を与えてくれるカラーのため大事なビジネスシーンは勿論、プライベートシーンにおいても良き相棒となってくれそうです。
割と人は相手が身に着けているものをよく見ています。
BR05青文字盤なら間違いなく相手の目に止まり、おっ?この人お洒落だな!となること間違いないでしょう。
黒
BR05A-BL-ST/SRB
¥539,000(税込)
BR05A-BL-ST/SST
¥605,000(税込)
REF. BR05A-BL-ST | |
---|---|
ムーブメント:キャリバー BR-CAL.321。自動巻き。 | カバーガラス:反射防止サファイアクリスタル。 |
機能:時、分、秒、日付。 | 防水性:100 m。 |
ケース:直径 40 mm。サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール。サファイアクリスタル付きケースバック。 | ストラップ:ブラック ラバーまたはポリッシュ/サテン仕上げステンレススティール。 |
文字盤:サンレイ仕上げのブラック。スーパールミノバ® をコーティングしたアプライドの数字とインデックス。 | バックル:フォールディング。サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール。 |
カラーで迷っている方はまずは黒文字盤をチェックしてみてください。
どんなシーンでも使いやすいことは勿論なのですが、少し地味すぎないかと気にされる方もいるのではないでしょうか。
そこはご心配なく。
持ち前のケースデザインの秀逸さと文字盤に丁寧に施されたサンレイ仕上げも相まって光が当たるとキラリと光るさまは間違いなくいい時計の証ですし、程よく主張もしてくれます。
黒文字盤だとラバースタイルでよりアクティブに使っていただいてもカッコいいかもしれません。
腕元をキュッと引き締め普段のスタイルを数段格上げしてくれます。
グレー
BR05A-GR-ST/SRB
¥539,000(税込)
BR05A-GR-ST/SST
¥605,000(税込)
REF. BR05A-GR-ST | |
---|---|
ムーブメント:キャリバー BR-CAL.321。自動巻き。 | カバーガラス:反射防止サファイアクリスタル。 |
機能:時、分、秒、日付。 | 防水性:100 m。 |
ケース:直径 40 mm。サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール。サファイアクリスタル付きケースバック。 | ストラップ:ブラック ラバーまたはポリッシュ/サテン仕上げステンレススティール。 |
文字盤:サンレイ仕上げのグレー。スーパールミノバ® をコーティングしたアプライドの数字とインデックス。 | バックル:フォールディング。サテン/ポリッシュ仕上げステンレススティール。 |
グレーは落ち着いた上品な印象を周りに与えます。
少しこなれたおしゃれな人だなと思ってもらえること間違いなし。
元々ミリタリースタイルがベースのベル&ロスですが、このグレー文字盤が個人的には特に洗練されたアーバンスタイルに思えます。
女子ウケも抜群のカラーなのでは?
普段中々選ばないカラーだからこそこの機会にBR05で検討してみては如何でしょうか?
最後に
いかがでしょうか。
ベル&ロス至極のアーバンウォッチBR05について見てきました。
皆様の新しいお時計の選択肢の一つに是非こちらのBR05を加えてみては如何でしょうか。
香川県高松市にお店を構えるアイアイイスズではBR05はじめ、ベル&ロスの魅力的なタイムピースを豊富に取り揃えております。
豊富な知識を持った専門スタッフがおりますので気になることがございましたらご気軽にご相談くださいませ。
もちろんメール、お電話でも受け付けております。
お忙しい中最後まで記事をご拝読いただきまして誠にありがとうございました。
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